ダーツ教室をしているとすっごくよく聞くお話。
「シンプルにコンパクトにしたいんですよ!」
どれだけこのセリフを聞いただろうか・・・
そしていつも心配になる。
単純にシンプル&コンパクトにするということは何かを削る、捨てるということ。
ではそのなくなったものを何で補うのかが見えているだろうか?
それも無しに単純に無駄を無くすとかブレを減らすとかをやってしまうと逆に無理矢理感が増えるんじゃないかな?
無駄に見えて実は意味がある行動もあります、無意味な動きを入れることでやるべき動きの助けになっている場合もあります。
そしてシンプル&コンパクトを求めてきた方々に絶対に私が言う事、それが「山本信博選手を見てください。彼のフォームがシンプル&コンパクトの完成に一番近い」というセリフ。
もうどうだろ?12年くらい前かな?
三重で二人のプレーヤーが目立ってきたなぁって感じだったうちのひとりが山本選手。
当時はいろいろしがらみもあってその地方の方々とはあまりお付き合いがありませんでした。
大会会場では一言二言くらいしゃべる感じだったかな?
「次当たるね」なんてよく言ってたけど一回も当たったことがありませんでしたw
私がDDTを辞めたあと、とあるキッカケからよくしゃべるようになった気がします。
その出会った頃から思ってた、第一印象は「丁寧」。
一見コワモテっぽく見えるかもしれませんが、彼のフォームが語っているのはしっかり考えて気をつけて大事に投げているという感じ。
真面目なんだろうなぁ、繊細なんだろうなぁという印象でした。
そんな山本選手の作り上げたシンプル&コンパクト、たしかにコンパクトですがシンプルではありません。
パッと見シンプルに見えるのでお手本として勧めているだけで、本音は気付いて欲しいという事なんです。
おそらくいろんなことに気をつけて細かいチェックポイントをクリアしながら投げているんだと思います。
あれだけ無駄な動きが無いということは加速度や最低限のしなるような反動を作らなければエネルギーが足りなくなりやすい。
つまり飛距離や弾道頂点などが前後しやすいので気をつけなければなりません。
つまりシンプル&コンパクトの弱点は飛距離なんです。
シンプル&コンパクトにして足りなくなった飛距離を補うために力ずくで投げるなんて本末転倒。
シンプル&コンパクトを作りにいった理由はブレを減らす為、つまり十分な飛距離があってこそのシンプル&コンパクトなんです。
そこをクリアし、さらに磨き上げたのが山本信博選手。と、言いたいところですがやはり本人も飛距離と弾道頂点には苦しんでいるように見えます。
短いバレルを選ぶ気持ちもすごくよくわかります。
以前、大会の空き時間にそんな話をしていて後ろで観てた時
「どうっすかKラビさん!ちゃんと出来てたでしょ!これでいいっすか?」
なんて言われたときには「この人すっごい素直だなぁ、いい出会いがあれば世界まで羽ばたけるんだろうなぁ」と思いましたw
そんな分析をしながら思っていたのが山本信博選手はハードダーツ向きではないか?ということです。
単純に7cm短いというのもありますし、毎回刺さったダーツが今の自分の分析につながるからです。
そして長丁場の試合を沢山経験すればもうワンランク上の選手になるように私には見えているからです。
私が偉そうにこんなことを言ってもしょうがないのですが、山本選手はまだまだ今後も面白い選手だと思います。
シンプル&コンパクトを目指す皆様、ぜひ山本信博選手をよく観察して参考にしてみてください。
丁寧というこだわりから考えられたからこそ!あのフォームにはシンプル&コンパクトに関するほとんどの要素が詰め込まれています!
この文章、本人が読んだらどう思うんだろう?
これは1度本人に会いに行くか・・・
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