これは私の勝手なイメージですがダーツに一番近い感覚なのは「玉入れ」じゃないか?って思ってます。
届かないって感じて無意識に届かせようとしてリリースポイントが上に上がっていく人が結構います。
私はこれが上達を妨げるもののひとつだと思っています。
皆様は下手投げでダーツを投げたことがありますか?肘より下からダーツを投げるのはファウルになるからそんな投げ方はしませんよね?
ダーツでは「コントロールが難しい上に勢いが出過ぎる投げ方」はファウルになるようルールが設定されているように感じます。
「耳より後ろテイクバック」とか団体にもよると思いますがおそらく安全性を考えた上でのことだと思います。
ではなぜ下手投げはだめなのか?
答えは簡単、めっちゃ飛ぶからですw
飛ばない、届かない、落ちミスする、だから上から投げる。
これは大体逆効果になっちゃいます。
上から上に投げるのってむずかしいんです><
バスケやってた方ならわかると思うのですが、3点シュートって下手投げの方が楽にゴールに届きますよね?
ダーツも下手投げなら簡単に届いてしまいます。
しかしあの狭い部分に安定供給できないのが弱点です。
ですから下から上に投げる感じのオーバースローを顔の前でするのが究極魔法に近いのではないか?と私は12年間考え続けています。
それがコンパクトになっていって筋肉や関節に矛盾が出ない動きを探す、を追いかけている気がします。
この感覚が「玉入れ」っぽいんです。
私は諸事情で子供のころから20才くらいまで、寝っ転がってテニスの軟球を天井スレスレに投げ、セルフキャッチボールを毎日していました。
私のダーツの感覚はまさにこれなんです。(バスケのチェストパスも感覚近いと思ってますがw)
以前にも書きましたが「自分で作った勢い+重力」ではタイミングがシビアになっていきます。
「自分の作った勢い-重力」にするから微調整ができるのです。
つまり投げ下ろす、特に引っ掛けて勢いを足して落とす投げ方はむずかしいってことです。不可能ではないのでできる方はすごいと思います。
私の魔法で簡単な投げ方って考えると下から上にダーツが動いている状態で手から逃がすってことになっちゃうんですよ。
ってことを踏まえて今回も大魔道士のデータ!
今回の設定(一般的にありえる数値、平均に近いと言われている数値から調整しています)
・飛び出しの初速は5.0m/secとします。
・フライトはカイトあたりの抵抗のものとします。
・軌道放出角はすべて30°とします。
・バレルは42mmセンター重心19g、シャフトは樹脂製30mmの設定になります。
・244cmの計算なので前に乗り出した部分やリリースポイントで前後させて考えてください。
パターンA
赤→無回転(飛び出す瞬間のダーツの向きは地面と水平からスタート)
青→擬似ドロップ
緑→擬似ドロップ+ジャイロ7.5回転
背の低い非力な女性をイメージしています。
5.0m/sec→時速18km、これは結構ゆるい弾道スピードです。
飛び出す瞬間のダーツの向きは赤は地面と水平からスタート、青と緑は40°からスタートしています。
実験した結果、この条件で30°の放出の場合、35~40°ぐらいの擬似ドロップが一番効率が良さそうでした。
これが一般的に言われる「芯抜き」と擬似ドロップの違いです。非力な方ほど擬似ドロップでジャイロをかけるのが楽な飛ばし方になりそうです。
では、この条件にバックスピンリリースのドロップも足してみましょう。
パターンB
赤→擬似ドロップ+ドロップ(バックスピンリリース)
青→擬似ドロップ+ジャイロ7.5回転+ドロップ(バックスピンリリース)
緑→擬似ドロップ+ジャイロ7.5回転
緑はパターンAと同じ条件なので比較の基準にしてください。
前に乗り出した部分を考えればさらに飛距離を伸ばすことができそうなデータですね。
前々回検証した「ホップ」とは逆に非力な方はこちらを取り入れると効果が期待できるのではないでしょうか?
より小さい加速でも遠くに飛ぶ、高さを演出できる。
ただし!これ、技術的には超難しいです!
パターンBの青はココイチの全部乗せくらいのボリュームです!食べきれるかな?
プロとして結果を残したいけど今のままじゃ・・・なにか新しい武器が欲しい!そんな本気の女性プレーヤー、覚悟してきていただけるならお手伝いさせていただきます。
トッププロで背の高い選手も前かがみでこれやってる方いますけどねw
あとは放出角を低く擬似ドロップすることで自分の加速しすぎる状態を相殺してるトッププロもいます。
この擬似ドロップはブレーキングの中でもいろんな使い方ができちゃうんです!これも組み合わせの妙!
テイクバックでダーツがすごく上向いちゃう!って方もこの方法なら対応できるかもしれません。
最後にですが本当に多い質問があります。
「裏抜き・表抜き」という技術についてです。
私は「裏抜き・表抜き」について説明ができません。
ドロップやホップのような内容だとは思いますがどこからどこまでのことを示しているのかを私が知らないからです。
私はブレーキングのひとつとしてドロップやホップ、擬似を説明しておりますが、「裏抜き・表抜き」っていう概念は「勢いを殺さずに」と書いてあるのを読んだことがあります。
つまり私が詠唱しているものとは概念が逆なのかもしれません。
おそらく関東のスティール詳しい方々が開発された言葉だと思うのですが、技術に付けられた名前にはわかりやすさや説明だけでなくその人の想いが乗っかっているはずです。
ですから「裏抜き・表抜き」に関してその方々とお話した事がない私には説明できません。
私の呪文とシンクロしている部分もあるかと思いますがその言葉を作った人に失礼になってしまう可能性があるのです。ご理解よろしくお願いします。
「裏抜き・表抜き」を提唱されておられる皆様、私のようなどこのペガサスの骨かわからないような魔法使いが勝手に「裏抜き・表抜き」という言葉を掲載することをお許し下さい。
信用していただける方々だけで詠唱できれば(∩^o^)⊃━☆゜.* Gz!