緊急事態宣言延長やまん防など、最近はダーツ教室を開催どころか宣伝も難しいような状況です。
ですからダーツ教室で話すような内容をブログにしてみました。
生存確認みたいなものですねw
「女の子だから軽いバレルを選んだ方がいい」
これは15年前から一般的に言われていました。
そんな中、私は「初心者さんや女性の方は20g使った方がいい」と勧めていました。
当時は20gか18gというほぼ2択みたいな時代でしたw
ちなみに今で変換すると(20g→今の18.5g、18g→今の16.5g)が多かったです。
なぜこんな真逆なお話になっちゃうんでしょうか?
女性に軽いダーツを勧める理由はおそらく「加速させやすいから」じゃないかと思います。
スイングスピードという表現でいいのかはわかりませんが手に持っている状態で加速させる場合、軽い方がトップスピードに乗るのが早いということです。
これが女性に勧める理由ならなんとなくわからなくもない気がしますねw
たぶんゴルフの慣性モーメントとかの考え方からきてるんだろうなぁ。
ゴルフもレディースのクラブのヘッドは軽く出来ているそうです。
軽いと反作用で押し返されないの?って感じですがダーツと違うのは「打つ」つまりスイートスポットがあるところです。
スイングスピードさえ乗ってしまって、あとはスイートスポットにさえ当てれば押し返されるより慣性が伝わる方が大きいらしいのです。
もう一つの違い、それは重さや負荷による筋力の使い方です。
ゴルフは筋力を制御できる中での全力で使います。
それはクラブのヘッドがグリップから遠い上に重いから。
女性にとって男性用のクラブだと制御できる中での全力では筋力が足りないのです。
これは布団叩き、傘、ゴルフクラブと順番に想像するとイメージが出来るかと思います。
だから筋力とトップスピードに乗せられるレベルの慣性モーメントを踏まえてレディースのがヘッドが軽くなっているんでしょうね。
ではダーツだとどうでしょうか?
ソフトダーツは重くてもセッティング後25gまででしょう。
25gのものをトップスピードに乗せるための筋力はどのくらい必要なのでしょうか?
「制御できる中での全力」という表現はダーツにはあてはまりにくい。
この表現で投げればダーツの世界では力み過ぎとなります。
つまりダーツを持っている間にトップスピードに乗せるのは筋力の範囲内で行えるということです。
女性でも25gくらいまでなら筋力というイメージをしないと思います。
軽いバレルを使うともうひとつ起こる現象があります。
それは指でコントロールしてしまうということです。
重いバレルだと加速がしにくい、それは前にだけでなく左右にも加速しにくいということ。
ですからボードに十分到達するエネルギーを作って慣性で逃がせばブレ難いんです。
しかし軽いバレルだと左右にも加速が容易なのでブレやすくなります。
どんなにブレても軽いので指先でなんとか制御出来てしまう。
ですから軽いバレルのレディースプレーヤーモデルは指依存のカットやテーパーが多いのだろう、ということです。
あとは短くなっていくでしょうね。
指で制御するということは指に当たりやすいということ。
つまり出ていく瞬間の指の当たり方でダーツがいろんな方向に揺れやすい。
そうなるとバレルとフライトの兼ね合いでまっすぐに戻るのが早いセッティングを好むようになる。
短いバレルの方が揺れ返しが少ない。
つまりこうなります。
軽いバレルはトップスピードに乗りやすい
↓
慣性を伝える前にブレやすいので指で制御しちゃう
↓
なら皮膚にしっかりかかる方が指で制御できるじゃん
↓
シャークカットやワイドカットなど皮膚に噛むカットを好む
↓
よくかかるから手から抜ける時ダーツが揺れちゃう
↓
ダーツ短くしたらあんまり揺れてない気がする
↓
結果。軽くて皮膚に噛む短めのバレルが女性向けと言われるようになった。
こういうことじゃないかなぁと勝手に分析しております。
これに関しては簡単な物理と心理の話なので真実はわかりませんw
ではマジカルダーツがなぜ女性に重いバレルを勧めるのか?
たしかに手に持っている間は軽い方がトップスピードに乗せやすい。
しかし手から離れると計算が変わります。
加速していた動力、つまり筋力がなくなるわけですから今度は失速していきます。
これは空気力という考え方になるのですが、わかりやすく言えばバレルとフライトの関係。
他にも兼ね合いはありますが簡単にするためにこの2つに絞りましょう。
バレルが軽い→フライトの空気抵抗に負けるような軌道になる
バレルが重い→フライトがバレルについていくような軌道になる
つまり慣性により飛び出したものが如何に失速していくかを上記の2種類で考えるとわかりやすいということです。
どれだけ手で持っている間にトップスピードに乗せても失速率が高ければどうなるでしょうか?
このとき十分な飛距離が出せるのなら失速させることでフライトを最大限有効利用するコントロール法があります。
この十分な飛距離、女性では厳しかったりするんです。
ですから失速率の低い重いバレルでフライトコントロールを少し使う方が女性向ではないのか?ということです。
ゴルフのようにヘッドの重さに筋力がついていけない訳ではありません。
バレルは成人女性の筋力ならほぼ許容範囲内の重さではないでしょうか?
そして飛距離と失速の関係性、失速させるとコントロールが楽になる考え方もあります。
これがマジカルダーツが女性に重いバレルを勧める理由です。
皮膚に噛むカットやテーパーに関しては別の考え方になるので今回女性だからこうなる、みたいなのはありません。
難しいですかね💦
ゴルフのようにインパクトとスイートスポットの関係がダーツにはありません。
ダーツは女性の筋力でも扱える範囲内の重さです。
あとは指でコントロールした方が直接入れた感は感じやすいかもしれないですね。
例外を言えば「手の開きが遅い、指からダーツが離れない、握り過ぎちゃう」って人は軽いダーツを勧めています。
一般的ではありませんし反論も出るかもしれませんがKラビを信用してみようと思う方はバレル選びの参考にしてみてください。
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